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腰痛は睡眠で解決する

昨日までは何もなかったのに、急に出てくる症状「目の疲れ・頭痛・首こり・肩こり・腰痛」など…今回は「腰痛」をテーマにお話させて頂きます。

コロナ禍で在宅ワークが増えたことや休日に仕事をすることなど、長時間座ることが普通になっていますね。当店に通われている方でも、「腰が痛いです」と申し出る方は少なくありません。

腰痛の原因は睡眠不足

在宅ワークでの運動不足解消に、ランニングやピラティス・ヨガなどを行う方も多くなったのは良いことですが、「突然、過度にやりすぎました」、「ポーズを取る方法を間違えて腰を痛めました」という声も聞きます。

みなさんがおしゃっている ”長時間座ること、急な運動や過度な運動” が腰痛の原因でない場合があります。腰痛の起こった数日前は、深い睡眠が取れていましたか。少し考えてみてください…

腰痛の原因は様々ありますが、日頃の筋肉のトレーニングで痛めている人は実は少ないのです。同じように、座り過ぎで筋肉の癒着や損傷、骨盤など骨が原因だと考えがちです。

しかし、今回紹介する腰痛の原因は、睡眠不足により副交感神経優位で働く内臓が動かなくなることです。難しい漢字が並んでいますが、慌てないで下さい。分かりやすく説明していきます(^^)

睡眠と腰痛のメカニズム

内臓が働かないと、腰を痛める姿勢になる

内臓は、喉から順番に「食道」→「胃」→「小腸」→「大腸」→「肛門」まで連続する1本の臓器です。内臓も筋肉なので、収縮と伸長します。

内臓が働いている状態

内臓は、イラストの赤線のように頭蓋骨の底にぶら下がっています。

内臓が働いている状態は、身体の中で頭蓋骨に向かって引き上がっています。内臓が収縮できているので、お腹の中で収まり見た目や姿勢もきれいに伸びています。

内臓が働いていない状態

反対に、内臓が働かずにいると伸長してしまいます。頭骸骨から下垂して、内臓は身体の下に引き下がります。内臓が下垂していますね。そして内臓の重みで、身体は前のめりになり、背中が丸まります。

背中が丸まったことで、骨盤は後傾します。そして、腰椎に負担がかかり「腰が痛い」となるのです。これは、寝ている状態でも、同じことが起こっています。

ぽっこりお腹にも!!!?

内臓がデロンと下がった状態。つまりお腹だけが、ポコっと出ることを世間では「ぽっこりお腹」と呼んでいます。腰痛の人はぽっこりお腹にもなりやすいと言えます。

内臓の働きは自律神経で決まる

内臓の働きは、自律神経が関わってきます。自律神経とは自分の意思とは関係なく、働いている神経です。交感神経と副交感神経の2種類があり、常にどちらかが優位に働いています。

交換神経と副交感神経の働きについて、熊が出た時を例にお話します。

熊が出た時は「交感神経」優位

熊に遭遇した時に、皆さんは本能的に逃げるか、闘うかを選択します。この反応を逃走・闘争本能と言い心臓はバクバク鳴り、汗が出て興奮しています。逃走・闘争本能の興奮状態は、交感神経優位です。つまり、心や身体は、安心できていない状態です。

安心した時は「副交感神経」優位

熊から逃れた後に起こる反応が、汗は引いて心臓も落ち着いて元に戻っていきます。心や身体も安心している状態です。安心できる状態で、人は食事やリラックス・睡眠などができます。安心している状態は、副交感神経優位になっています。

交感神経と副交感神経は交互に働いています。熊に遭遇する確率は低いですが、日常的にストレスを受けることや携帯、PC画面に釘付けになっていると交感神経が優位のままになります。

内臓は「副交感神経」優位で働く

下記画像に黒丸で囲った、消化器官の動きを見てみましょう。副交感神経時に、運動促進され活発に動きます。熊に出会っていない、安心している状態の時こそ内臓は働きます。

資料参考:カンゴルー

副交感神経を働かせて、内臓を動かすにはリラックスと睡眠でしたよね(^^)ここまで理解できて、ようやく冒頭の睡眠不足と腰痛が繋がってきましたね。次は、腰痛改善の肝となる睡眠のお話です。

睡眠の質を育てる、育眠方法

内臓機能を促進するためには睡眠が大切であり、睡眠の質を上げる方法もがあります。今回は、僕も実践している簡単な睡眠方法をひとつお伝えします(^^)

今回のお話しのように睡眠の質を育てることを、僕は育眠(いくみん)と名付けて呼んでいます。

育眠術:睡眠90分前に、入浴で体を温める

シャワーだけでなく、お湯に浸かることで体の隅々に張り巡らされている末梢神経が拡張します。血行促進された後、入眠までにゆっくり冷めていくことで深い眠りにつきやすくなります。

入浴は長く入ればいいというわけではなく、お湯の温度によって適切な入浴時間があります。

38度前後のぬるめの肩まで入浴約25~30分
42度前後の熱めの肩まで入浴約5分
40度前後のお湯で半身浴約30分
厚生労働省、快眠と生活習慣

温まった身体を就寝までに時間をかけて冷ますことで、深い眠りのサイクルができます。詳しくはこちらの記事を併せてご覧ください。「睡眠は黄金の90分に価値がある

併せて読める育眠術

ここに記載していない睡眠に関する内容も、以前のブログに記載しました。ご興味がありましたら、合わせてご覧ください。「メラトニンを知れば、よく眠れる」

まさか睡眠不足が、腰痛の原因になっているとは思いもしませんね…。PCや携帯電話の普及により、交感神経優位になりやすい時代です。この状態では、腰痛以外にも不調が起こってきます。

自分の財産である心と身体のために、副交感神経が働く習慣を作っていきましょう☆

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